看護師とカウンセラーの仕事について

看護師として約20年間病棟で働き、カウンセラーになりました。
なぜ、看護師になったかというと、病気で辛い思いをしている人を助けたいと思ったからです。
そうすることで人の役に立てると思っていたからです。

また、なぜカウンセラーになったかというと、
社会で生活を送るうえでメンタルケアは必要不可欠だと思ったからです。
身体面だけを整えても健康とは言えません。また、病気も早期発見が大切といわれています。
それと同じで、心も適切にケアをしながら生活し、うつ病等にならないようにしてあげることが大切だと思ったからです。

看護師

看護師もカウンセラーも「自立」に向かわせる

看護師は身体面において自立を促す

しかし、実際に看護学校に入学して習ったことは、「患者さんを自立させること」でした。
患者さんができることは手を出さない、できないことはできるようになるようお手伝いをするということでした。
私は、その考え方に感銘を受けました。その考え方をもって患者さんの看護をしていました。

ただ、病気になった人を自立させることは簡単なことではありませんでした。
例えば、人工肛門を造設した患者さんが自己管理を身に着けることや、糖尿病になった人がインスリンの打ち方や管理方法を身に着けるなど・・。それ以外にも、食生活の自己管理、薬の自己管理など。
退院したら自分で自分のことをやらないといけないことを入院中に練習するのです。

もちろん、家族の協力や助けも必要です。困ったときは誰かに助けてもらうことも大切ですから。
でも、自分のことを放棄して家族任せになっている患者さんもいました。

メンタル面の自立を促すのがカウンセラー

今、カウンセラーになってみて思うのが、「自立を促す」という点において、看護師もカウンセラーも同じです。
カウンセラーは、クライアント様の話を聞くだけではありません。また、クライアント様を癒す存在というわけでもありません。
クライアント様は心が傷ついている状態かもしれません。また、現状に行き詰まりどうしたらいいかわからない状態かもしれません。しかし、そこから立ち上がるのもクライアント様です。そのサポートをするのがカウンセラーです。
それは、病院でも同じです。治療をするのはお医者さんだけど、あくまで医療者は医療を提供するのみ。治そうと頑張るのは患者さんです。看護師はその手助けをするのです。

どんな自分であっても自分と付き合っていかないといけない

心が疲れていても、病気になったとしても、それが今の自分です。
自分を放棄することはできません。
そんな自分を認め、自分として生きていくサポートをするのがカウンセラーの仕事だと思います。

心が疲れて休養が必要な時は人の助けが必要です。
少しずつ心のリハビリを経て、自分のメンタル面の自立を目指すことが大切です。

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